アイドラーアーム |
ボールナット式ステアリングギヤなど、リレーロッドを用いたステアリング装置に使われる、ロッドを平行に保つためのアームのことです。
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アイドルアップ |
エアコンをかけた状態でアイドリングする場合やパワーステアリングを使用した時などに、エンジンの回転数を自動的に上げてエンストを防止する機能。
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アウターケーブル |
コントロールケーブルにおいて、外側を覆っているチューブ状のケーブルのこと。
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アクセルターン |
後輪駆動車で、エンジンパワーで駆動輪を空転させ車体をスピン状態にすることで小回りする技のことです。
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アスペクトレシオ |
タイヤの断面幅に対する高さの比率のことで、通常は偏平率と呼ばれている。
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アップライト |
サスペンションアーム、キャリパー、ハブ、ホイール、ブレーキディスクが取り付けられるパーツ。
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アプローチアングル |
前輪の接地点からフロントバンパー前端までの角度のことです。
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アンダーステア |
ドライバーの意志(ハンドルの舵角など)に対して曲がりにくいこと。アンダーと略されることもある。アンダーステアがでると、コーナーを曲がりきれない事もある。
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アンチロールバー |
ロール量を抑えるためのスプリングのこと。日本の自動車業界では、スタビライザーという言葉で用いられていますが、同じ装置のことです。
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インタークーラー |
吸気温度が上昇すると、酸素密度が低下してパワーダウンが避けられない。これを避けるため、シリンダーに送り込む前の圧縮気を冷やす熱交換器のことです。
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ウイニングラップ |
チェッカーフラッグが振られ、レースが終了した後の1周のことです。
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ウェイトハンデ |
スーパーGT(旧JGTC)などのレースににおいて取り入れられているマシンの性能調整方法。
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ウェービングオフ |
INDY500マイルレースの予選において、4周を終了するまでにスピードが十分に上がらない場合に計測を途中で取り止めること。
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ウォーミングアップラン |
本番レースの前に、マシンのエンジンやミッション、タイヤを暖めるとともに、マシン各部の調子を確認するための走行。
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エコノミーラン |
規定の燃料でどれだけ長い距離を走れるかを競う競技のことです。
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エスケープゾーン |
ドライバーのミスやマシントラブルでコースアウトした場合の待避所として設けられ、特にコーナーの入り口から出口にかけては広めにとられている。
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オールージュ |
F1ベルギーGPの舞台となるスパ・フランコルシャンサーキットにある、有名なコーナーの名称。「赤い水」の意味。
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オーバーシャシー |
エンジンの性能に対してシャシーの性能に充分な余力がある状態。
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オーバーステア |
ドライバーの意志(ハンドルの舵角など)に対して曲がりすぎること。オーバーと略されることもある。オーバーステアがでると、マシン後部が外側に流れスピンしてしまうこともある。
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オーバルコース |
楕円形のサーキットコースのこと。アメリカを中心に行われ、小さな低速カーブを持たないため常に高速で走り続ける事となり、結果として平均スピードが非常に高いレースとなる。
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オンボードカメラ |
レースを行っているマシンに搭載されたカメラのこと。
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カーテシスイッチ |
ドアやトランクの開閉を検出するスイッチのこと。
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カーボンブレーキ |
ディスクブレーキのローター、パッドの両方に炭素系の素材を使ったブレーキ。
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カウンターステア |
通常とは反対の方向にステアリングホイールを回すこと。
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キャリパー |
ブレーキ装置。回転するブレーキディスクを、キャリパーに取り付けられたパッドで挟み込むことによって、ブレーキをかけます。
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キャニスター |
フューエルタンク内で蒸発した燃料ガスを漏らさないようにするための活性炭を入れたもの。
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クオリファイ |
公式予選のこと。 レースの種類により方式は異なる。予選でのタイムで決勝レースのスタートグリッドが確定する。
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クーリングチャンネル |
ピストンの裏に設けられた、ピストン冷却用のオイル流路。
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グッドイヤー |
アメリカのタイヤメーカー。1965年にホンダと共にF1への参戦を開始し、一時はF1へのタイヤを一社で供給し続ける、文字通りF1の足下を支えたメーカー。
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グラウンドエフェクト |
地面とマシン間の隙間により、マシンに空気力がはたらく効果のこと。モータースポーツでは、グラウンドエフェクトによって多くのダウンフォースを生み出しています。
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グラベル |
未舗装路のこと。ラリーでは、イベント毎に大まかにグラベルかターマックかに分けられ、ドライバーもそれぞれを得意とする傾向がある。
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クリアラップ |
タイムアタック走行中、他のマシンの影響をまったく受けずに走行できた周回のこと。
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クリッピングポイント |
アウトインアウトのライン取りによるコーナリング中、最もインに近付くところ。
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グループドタイヤ |
F1で採用される、円周に入れられた溝を持つタイヤのこと。
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コントロールタイヤ |
マシンの性能差を抑えるために使用できるタイヤが指定されている場合がある。指定されたタイヤのこと。
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サービスパーク |
サーキットでのPITに相当する、ラリーマシンの整備などを行う場所。ラリーでは、サービスパーク以外の場所では、マシンの修理や整備などはドライバーとコドライバー以外の者は行うことができない。
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サイティングラップ |
ピットロードからコース上に出て、ダミーグリッドに着くまでの周回。
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サイドバイサイド |
2台のマシンが横一列になって走っている様子。レースの最も迫力の有る場面の一つ。IRLなどオーバルコースを使ったレースでは、3台のマシンが併走する場面も有る。
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サーキットブレーカー |
ヒューズと同じく、電気回路に過大な電流や異常電流が流れたとき、自動的に回路を遮断して機器の故障やショート等による火災を防ぐ安全装置。
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サイドポッド |
フォーミュラカーで、ドライバー横につけられている空気の取り入れ口のこと。ラジエーター(冷却装置)に空気を当てるためにつけていることがほとんどです。
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シェードバンドガラス |
フロントガラスのルーフに近い部分にブルーやブロンズの透明なカラーを付けて、視野を妨げないで眩しさを軽減させるようにしたガラス。
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シケイン |
安全上の理由などから、マシンの車速を落とさせるために追加されたタイトなコーナー。鈴鹿では130Rの先のコーナーがこれに当たる。
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ジムカーナ |
路面にパイロンなどで任意に設定されたコースを競技車両が1台ずつ走行し、タイムを競う。1960年代から日本各地で盛んに開催され、マシンも市販車両で参加できるため、身近な参加型のモータースポーツとして人気が高い。
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スポークタイプ |
長いホイールデザインの歴史の中で、円板形から軽さや強さを求めて進化・発展してできてきたのが支柱上のスポークホイール。
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スーパーライセンス |
レースに参戦するためには、それぞれのカテゴリーに準じたライセンスの取得が必要となるが、F1に参戦するには、スーパーラーセンスが必要となる。
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スターティンググリッド |
予選を通過した選手とマシンが決勝レース出走のために着くスタート位置。
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スタンディングスタート |
レースマシン各車が停止状態から、一斉にスタートするスタート方式のことです。F1などヨーロッパを中心としたレースで採用されているスタート方式のことです。
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ステップボトム |
レーシングカーの床部分に段差をつけた構造のこと。F1ではダウンフォース量を削減する目的でルール上、ステップボトムにする必要があります。
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ステバイザー |
ドライバーのヘルメットのバイザーに張ったフィルムのこと。フィルムをはがすことで、バイザーが一瞬にしてきれいになります。「捨てる」と「バイザー」を合わせた造語。
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スリックタイヤ |
レース用タイヤの一種で、晴天時に使用される。
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スリップストリーム |
高速走行するクルマの背後には乱気流が巻き起こる。この部分は気圧が低下しているため、中に入ってしまえば空気抵抗が減少する。それを目的に、前走車との車間距離を極端につめて走るテクニックをスリップストリームと呼びます。
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セーフティカー |
レース中に事故等トラブルがあり、レースを中断はしないが、競争は危険と判断される場合、その危険が取り除かれるまでの間、セーフティカーがサーキットを走行し、各ドライバーはセーフティカーの後に一列で走行し、その間他者を追い抜いたりすることはできない。
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セミレーシングタイヤ |
車両規定に合わせ、必要最低限の溝だけ彫られたタイヤ。
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ゼロカー |
ラリーで競技車両がスタートする直前に競技スピードに近い速度でコースを走り、コース上の安全性が確保できているかの確認を行うオフィシャルカーのこと。
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タービュランス |
レーシングカーの後方にできる乱気流のこと。 特に大きなウイングを持つフォーミュラカーのレースでは顕著に表れる。
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ダウンフォース |
マシンを路面方向に押しつける空気力のこと。マシンが空気を切り裂いて進むときに、この空気の力を利用して、ダウンフォースを発生させています。
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ダミーグリッド |
決勝レースに出走する選手は、フォーメーションラップが始まる前にピットを出て、マシンを各々のスターティンググリッドに着けなければいけません。その仮のスタート位置を指します。
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テールトゥノーズ |
2台のマシンが、前後に距離無く走っている状態。前のマシンの一番後ろの部分と、後ろのマシンの一番先の部分がぶつかりそうな争いをしている様子のことです。
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ティフォッシ |
フェラーリの熱狂的ファンのことです。
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ディフューザー |
流路を拡大させて流体の圧力や速度を調整する流体機械構造のこと。レーシングカーでは、マシンの後ろの床部分につけられていています。
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テレメトリー |
走行中のマシンの状態をピットで計測、分析するためのシステム。
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ドライバビリティ |
マシンのコントロールのしやすさ。ドライバビリティの低いマシンは、オンボード映像でドライバーが四苦八苦しているのがよくわかります。
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トランスポーター |
サーキットやレース会場にマシンやその機材などを運び込むための大型トラックのこと。
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ニュートラルステア |
オーバーステアでもアンダーステアでもなく、ドライバーの意志に忠実なハンドリング状態のことです。
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ニューマチックバルブ |
エンジンバルブのスプリングをコイルバネではなく、空気バネとしたバルブのこと。F1エンジンでは高回転に対応するため、ニューマチックバルブが使われています。
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ノーズコーン |
フォーミュラーマシンにおける、フロントウイングを含むマシン前部のユニットのこと。レース中などにフロントウイングなどを破損した場合は、このユニットごと交換する。
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ハニカム |
板を縦にして正六角形を作り、それを並べたもの。サンドイッチ構造にすると、軽量高剛性の構造物が作れるため、フォーミュラカーやレーシングカーの多くのモノコックにはハニカムサンドイッチ構造が今や定石となっている。
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バラクラーバ |
ドライバーがヘルメットの下にかぶる、顔面のみを露出したマスクのこと。
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パルクフェルメ |
競技委員会によって車両保管される場所。ここに保管された車は、チーム、ドライバーがふれることはできない。
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ヒールアンドトゥ |
ブレーキングとシフトダウンを同時に行なうため、右足のつま先でブレーキペダルを、かかとでアクセルペダルを操作するテクニック。
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ピットアウト |
ピットからサーキットコースに出ること。
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ピットスタート |
レーススタート時に、所定のグリッドからではなく、ピットからスタートすること。
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ファステストラップ |
決勝レースにおいて記録された1周のラップタイムの内、もっとも速いタイムのこと。
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フォーメーションラップ |
決勝レースのスタート前、ダミーグリッドからスタートしてコースを1周し、正規のスターティンググリッドに着くための周回。
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風洞 |
モータースポーツの世界では、空力によりいかにドラッグを減らして、ダウンフォースを得るかが、マシンの清野に直結する重要な要素となっている。
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フラットスポット |
激しいブレーキングでタイヤロックしてしまい、タイヤの一部が削れて平らになってしまった状態。
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ブリスター |
タイヤに生じる気泡のこと。コンパウンドの加熱によって熱が上がりすぎるとタイヤの表面泡状のものが生じる。
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ヘアピン |
ヘアピンコーナーのこと。180度以上折り返すような急なコーナーを指す。
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ポールポジション |
予選での一番の事。ポールと略されることもある。
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マーシャル |
レースの現場で、裏方としてレースの管理、運営をしてくれている人たち。
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マーシャルカー |
コース上の安全を確認するため、監視員が乗り込んで予選やレースの合間に周回するクルマ。
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メカニカルグリップ |
エアロダイナミクスで得られるダウンフォースではなく、サスペンションなどの足回りなどにより得られるグリップのこと。
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モナコマイスター |
ドライバーのテクニックが勝敗に大きく関係するF1モナコGPにおいて、圧倒的な強さを発揮したドライバーを、尊敬の念を込めてモナコマイスターと呼ぶ。
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モノコック |
フレームとボディが一体となった構造の自動車のこと。現在では市販車からレーシングマシンまでほとんどがモノコック構造で作られています。
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ラウンチコントロール |
スタート支援システムのこと。ラウンチとは発信の意味。
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リストリクター |
制限装置という意味。モータースポーツ界ではエンジンの吸気量をコントロールする装置の用語として用いられています。
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リライアビリティ |
信頼性という意味でモータースポーツ界で使われる用語です。よく壊れるマシンのことを、リライアビリティが低いってよくいいます。
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レギュレーション |
レースを競技として成立させるための基本となる規則、規定。
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レコードライン |
最も速いラップタイムを出せる走行ラインのことです。
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ローリングスタート |
レースマシン各車が停まった状態からスタートするのではなく、コースを何周か走行し、隊列が整い次第、スタートすること。
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